野村萬斎さんは、能楽師・狂言師として伝統芸能の枠を超えた存在感を発揮してきました。若い頃から華やかな容姿と高い演技力で注目を集め、伝統に根ざしながらも革新的な挑戦を続ける姿勢が高く評価されています。
今回は野村萬斎さんの若い頃についてご紹介します。
野村萬斎さんの現在
野村萬斎さんの生年月日は1966年4月5日。2024年現在で58歳になります。
野村萬斎さんの俳優デビューの頃
野村萬斎さんは、3歳の頃の1970年に『靱猿』で初舞台を経験しました。以降、狂言師として修行を積み、10歳で『三番叟』を披露するなど、早くから才能を発揮。能や狂言の基礎を学ぶ一方、演劇や映画にも関心を広げ、多様な表現の可能性を追求しました。
大学では演劇研究会に所属し、伝統芸能と現代演劇を融合させる表現を模索。成人を迎える頃には、狂言師として確固たる地位を築きつつ、新しい舞台芸術への挑戦を始めていました。
そして1994年のNHK大河ドラマ『花の乱』や、1997年の朝の連続テレビ小説『あぐり』、2000年のスペシャルドラマ『蒼天の夢 松陰と晋作・新世紀への挑戦』などに出演し、知名度を上げました。2001年には映画『陰陽師』で主演を務め、さらに2008年には木曜時代劇『鞍馬天狗』で主演、鞍馬天狗(倉田典膳)を演じています。
髭の勝元様がツボ過ぎて
— emi.hirano (@emihirano1204) April 10, 2019
鼻血出るわ〜💕💕#野村萬斎 #花の乱 #細川勝元 #右京大夫 #当時27歳 pic.twitter.com/6ZHt1o9yPR
高校時代の写真を整理してたら、我が伝統ある筑紫丘高校に野村萬斎さんがやってきた時の写真が。 pic.twitter.com/pqjEo2Yh8Y
— Kengo Shigetomi (@She_gets_me) June 10, 2017
当時31歳
陰陽師で大ブレイク
野村萬斎といえば『陰陽師』というくらい、この映画の主演が彼を世間に幅広く周知させる大きなきっかけとなりました。映画初主演でしたが、狂言師として培った所作や声の美しさ、妖艶な存在感が安倍晴明役に見事に合致し、伝統芸能の枠を超えた新たな魅力を発揮しました。
その後も、映画やテレビドラマ、舞台など多様なメディアに出演し、伝統芸能と現代エンターテインメントを融合させた活動が注目を集めました。革新と品格を兼ね備えた独自のスタイルが、彼の人気を不動のものとなるきっかけになりました。