デビュー前の撮影時から熱い視線を送られていたという、映画『ビー・バップ・ハイスクール』でヤンキー・ブームの火付人、仲村トオルさん。
モテ男でありながら少年時代から挫折や不遇を経験し、自らの力で俳優の座を掴んでいったという背景からかどこか影のある渋みがあり、それが今も多くのファンを魅了しています。
今回は、仲村トオルさんのデビュー当時の写真から現在の最新ショットを振り返り、その魅力の変遷に迫ります。
現在の仲村トオルさん
仲村トオルさんの生年月日は、1965年9月5日。
2024年現在で59歳になります。
現在も映画やドラマで精力的に活躍しており、近年ではドラマ「飯を喰らひて華と告ぐ(2024)」や「サイン -法医学者 柚木貴志の事件-(2019)」、映画では「愛のまなざしを(2024)」で主演を務めるなど、どの作品でもキャラクターの立つ演技を見せてくれるのが印象的。
シリアスもコメディも顔を使い分けることのできる仲村さん。長年培ってきた演技力に加え年齢を重ねた深みがいっそう魅力的な姿に、世間からは「いつ見てもカッコ良すぎます!」「仲村さんの笑顔をみるとホッとします」といった声のほか「あたしがもう少し早く生まれてたらワンチャンあったかもしれない」と、幅広い世代のファンを魅了し続けています。
デビュー当時(1985年頃)
仲村トオルさんは、1985年、19歳で映画『ビー・バップ・ハイスクール』でデビューを果たします。
撮影時舞台となった女子校では、あまりの人気ぶりに学生らがひと目見ようと殺到したそう。端正な顔立ちと演技がうけ、以降のシリーズも成功を収めました。同年には、テレビドラマ『あぶない刑事』でユージ役として出演し、その端正な顔立ちとクールな演技で視聴者を魅了。映画とドラマの両方で活躍する新人俳優として頭角を現しました。
今から36年前ー
— 岡山メルパ (@okayamamerpa) June 17, 2024
当時23歳の仲村トオルさんが岡山メルパに来られた時の写真🎞️
その年には映画『#またまたあぶない刑事』が公開されました🎬
あぶないくらい男前です!!
現在上映中の「#帰ってきたあぶない刑事」も岡山メルパにて絶賛上映中です!#岡山メルパ #あぶない刑事 #仲村トオル #男前 pic.twitter.com/fdsJJD20wj
30代(1995年頃)
この頃のドラマは再評価されるドラマが少なくありません。
木佐裕之役として出演した「29歳のクリスマス(1994年)」は「90年代のドラマの中でも一番面白い」「出演者がキラキラしていていい。もう一度見たい」と言われたドラマ。
また、主演を中山美穂さんと木村拓哉さんが務めたドラマ「眠れる森(1998年)」では主人公の夫役として出演。フジテレビ木曜夜10時枠でありながら最高視聴率30.8%を記録した大ヒットドラマとなりました。
「29歳のクリスマス」観終わった!!
— 白子婦人 (@sirakoponzu19) December 21, 2024
めっちゃ良かったー。
今の自分より年下やのになんでみんなキラキラしてて羨ましい。
トオルだけが可哀想になってしまった。
はぁーもう1回観てキラキラしたい。 pic.twitter.com/1kRnRDannC
40代(2005年頃)
映画『涙そうそう』やドラマ『海猿』シリーズ(2005年)、『チーム・バチスタシリーズ』で遺憾無く存在感を発揮。
『海猿』では海上保安官たちの厳しい現場を支える存在感を発揮し、『チーム・バチスタ』では医療の現場を追い詰める鋭い視点をリアルに描き出しました。鋭さと温かさを兼ね備えた役柄を巧みに演じ分け、視聴者をより感情移入させ、深い感動を与えました。
物語全体に深みを与える仲村さんの演技力とプロ意識を反映するように、両シリーズは記録的な高視聴率をマークし、名作として高く評価されています。
演技力に加え、年齢を重ねた深みが役柄に説得力を与え、魅力は年々増すばかり。
また、幅広い世代に愛される俳優として、若手俳優との共演やバラエティ番組への出演でも話題に。まだまだ少年の心を持ちながらも「イケおじ」へと進化し、大人の魅力が光る仲村トオルさんから今後も目が離せません。