塩見三省(しおみ さんせい)さんは、大物俳優も舌を巻くほど凄みのある演技から、人情味あふれる温かな役まで使い分ける、名俳優の一人です。
北野作品で一躍大物俳優として認知され、現在に至るまで俳優として数々の作品に出演する中で、独自の地位を築いてきました。
本記事では、塩見三省さんの若い頃の魅力に迫り、時代ごとに節目となるエピソードや画像を紹介します。
若き日の彼の姿から、今に続く活躍の秘密を探ってみましょう!
現在の塩見三省さん
項目 | 詳細 |
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本名 | 塩見 三省 |
生年月日 | 1948年1月12日(76歳) |
出生地 | 日本・京都府綾部市 |
身長 | 177 cm |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 舞台・テレビドラマ・映画 |
活動期間 | 1978年 – |
公式サイト | 塩見三省 オフィシャルサイト |
来年1月公開の映画「劇映画 孤独のグルメ」(2025年1月10日公開予定、東宝)では松尾一郎 役として出演。また、2021年には著書「歌うように伝えたい 人生を中断した私の再生と希望」を出版しました。2014年に脳出血で倒れ、身体に麻痺が残った後の7年間の苦悩や感動、必死に生きた痕跡を綴ったエッセイとなっており、多くの読者から賞賛の声が上がっています。
脳出血後の塩見さん(2014〜)
今でこそ顔色も肌艶も良い塩見さんですが、2014年に発症した脳出血により、一時は生命の危機に直面しました。
リハビリ生活の中で、「再び演技をしたい」という強い思いが回復の原動力となり、後遺症と向き合いながらも、2017年の映画『アウトレイジ 最終章』で復帰。復帰時にはかなり痩せており、同じく俳優の西田敏行さんに体を支えてもらう場面も見られました。
作品内では、かつての迫力ある演技を見せ、多くの観客を感動させました。また、トークイベントやインタビューを通じて、病気との向き合い方や前向きな姿勢を発信し、同じく困難に直面している人々に勇気を与え続けています。現在も俳優として精力的に活動を続けています。
1978年デビュー
大学卒業後、俳優を志して文学座研究所に入所。1978年に当時30歳で、塩見三省さんは演劇集団「円」に入団し、本格的に俳優としてのキャリアをスタートさせました。
舞台『幕末純情伝』や『熱海殺人事件』で研鑽を積みながら、活動の場を広げていきます。1980年代にはTVドラマ「松本清張シリーズ」「ハングマンシリーズ」、NHK連続テレビ小説『甘辛しゃん』熊代茂吉役を、
1990年代には映画『12人の優しい日本人』や『Love Letter』といった名作で個性を発揮、幅広いジャンルで活躍するキャリアを積んでいきます。
特に渋い演技と深みのある表現力が評価され、1980年代には幅広いジャンルの作品で活躍。堅実な演技派俳優としての地位を確立しました。
2012年〜 『アウトレイジ』『あまちゃん』でブレイク
2012年に『アウトレイジ ビヨンド』に出演すると「花菱会若頭補佐 中田 勝久」を演じ、凄味のあるヤクザで監督の北野武さんを驚かせたというほどの演技力を見せました。
一方で2013年にはNHK連続テレビ小説『あまちゃん』に出演すると「琥珀の勉さん」役を演じ、一躍お茶の間の人気者に。アウトレイジでは注目を集めると、「個性派俳優」として一目置かれるように。
#同一人物とは思えない画像を貼れ#アウトレイジ#あまちゃん
— シュウ (@mhhodmZS8x2pw7p) June 1, 2023
塩見三省さんが朝ドラに出ると知った時、怖い悪役なんだなと思った。
だけど蓋を開けてみたら、ただの萌えキャラだった。 pic.twitter.com/oBJDiRbgCp
さらに『アウトレイジ 最終章』(2017年)、『モリのアサガオ』(2018年)と味のある演技を次々とこなし、引っ張りだこに。現在に至るまで名脇役として活躍するようになります。